子育てに悩む引きこもり主婦のブログ。ダメママでも母親失格でも・・・そして精神病でも子育てはできるのだ。虐待を受けて育った子供は、大人になり親になると同じことを子供にしてしまう?明るいママ友コミュニケーションのそばで子供がキャッキャと遊ぶ風景なんて私たち親子にはない。それでも私は娘を愛してる、もう児童相談所には預けないと誓う。
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他人に育てられる自分の子供


子育ては母親が独占するものじゃない。愛情は母親からだけではなくいろんな大人から注がれながら子どもは成長するのだ。

と考えれば、母親とは生んでくれたことを感謝するだけの存在?
なのかもしれない、子どもを育てるのは親の仕事ではなく大人の仕事だと考えれば理解しやすい。
これは児童相談所に子どもを預けたときに、旦那も交えて自分を納得させるために考えたことだ。この子は自分の子どもに間違いない。だからといって、この子を育てるのは私でなければならない理由は無い。
悲しいことだがそれが事実だ、現実だ。私が子育てできぬなら他の大人が育てることに異議は無いのであって、私が子育てに関わることで子どもの成長や身の安全に問題が生じるなら、子どもを施設に預けることは間違った選択では無い。


子どもを愛しているという事実と、子育てが困難である事実は別の次元にあるもの。愛していなくとも機械的に子育てができる健常者の母親もいれば、愛していても異常行動が先行してしまう精神病で子育てする母親もいる。
大事なことは親ではなく子どもにとってより有益な選択肢を考えること。それは大人ではなく親である私の義務だ。
我が子を他人が育てることを受け入れられなかったら? 私の場合、どうなっていたんだろう? きっと、虐待された子どもが大人になって我が子を虐待する典型の再現だったと思う。

ちなみに、私の母は過去の出来事について謝ってくれたことは無い。
だからか、私も過去には触れないし親も触れようとはしない、むしろ、事実ではない過去?のようにどこかに封印してしまったんだろう。
私は過去を許せるのか?
私は母を許せるのか?
そう考えたとき、決まって現れるのが私の中に住み着いた私だ。
「許すな、そしておまえの娘に仕返しをしてやれ」と。
こんな状態で正常な子育てができるわけがない……。


そんな実母から電話があった。
最初は私の娘を心配しているように話を持ってくる。少し今の娘の話をする。そして私の病状も心配しているかのように話を持ってくる。私の病気の事も少しだけ分かりやすいように説明する。でも実際は聞いていない。
実母もまた精神的な病気であり、父だってそう。母は「うちはそういう家系だからねぇ」とサラリと言うが「あんたたちは治療に積極的じゃなかっただろ?」と思ってしまった。
すると受話器の向こうで父が母に怒鳴る声が聞こえた。
「お父さん怒ってる声聞こえるけど?」
「いいんよ!!!あんなのほっとけば!」
そして次に姉の悪口をいう。誰かの悪口を言う。さらにお金に困っていると言う。次第にテンションが低くなる私。吐き気がしてきた。めまいがする。気持ちが悪い。やはり母は苦手だ。遠いところに住んでいても精神的に追ってくる。

でも心に思っても言えない。何故かは私にも分からない。逆らえない。
親であることはかまわない。けれど、誰か他の大人に育ててもらいたかった。そうすれば、産んでくれたことを感謝するだけの存在として、親として認めることができただろうに……
精神病でありながら、私を育てることは親でなければならないと考えた成り行きがこういう親子関係を生んだのだろう。
自分の子どもが他人の手で育てられても産んだ事実は変わらない。親である事実は変わらないのだ。

「もう寝るから」と嘘を言って電話を切った。
心理士さんは母に対して精神的距離を保つようにという。そう訓練しなくてはと、私も思う。私は一生母を許せないのだろうか……?いまのところわからない。
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