子育てに悩む引きこもり主婦のブログ。ダメママでも母親失格でも・・・そして精神病でも子育てはできるのだ。虐待を受けて育った子供は、大人になり親になると同じことを子供にしてしまう?明るいママ友コミュニケーションのそばで子供がキャッキャと遊ぶ風景なんて私たち親子にはない。それでも私は娘を愛してる、もう児童相談所には預けないと誓う。
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子育てにイライラする母親の人格


子育てとはイライラするから子育てという。

そんなことを誰かから聞かされたところで、イライラが解消されるわけでもない。パソコンをしているとマウスの取り合いになるから、ムシャクシャして何もしてる気がしない。

ご飯のときにエプロンを着けてあげても勝手気ままに取ってしまうどころか、うつの気分をおして一生懸命作ったオニギリを投げつけられたり…どうしてこんなことするんだ?とキレていると今度は、味噌汁の中に小さな手を突っ込んでひっくり返す始末。

これでイライラしない母親がいるんだろうか?いるわけがないと思えば、なぜか心が落ち着くのはどうしてだろう……。けれど、心のどこかで子育てへの怒りに決着を付けなければイライラは子供へ激流のように流れゆく。

そうなることで発達過程の小さな子供の人格に強く影響を及ぼしてしまうのだろう。だがその前に、人格云々と言うが、複数の人格を持つ私に子供の人格形成とか発達過程とか、そういう明るいテーマを論じる資格なんてあるんだろうか?

離人感が強く出た。私が自分だと感じられない。離人症のせいかわからないが夢を見た。
昨夜、娘の咳ががひどかった。イライラした…これまで、娘の咳がひどいときは私も眠れないのは当たり前の話だったが、この間、増薬された薬が合っていたのかよく眠れた。精神疾患の母親にとって、子育てのイライラ解消法は服薬か…? でも今度は夢を見る。夢の中身は悪夢だ。こうしてパソコンを打っていると悪夢の内容を整理できる。

私は逃げていた。
それは、ゴールが用意されているレースらしい。
とても暗い道だった、前が全く見えない。
誰かと一緒だ。
誰だろう?
弟かな?
途中誰かと入れ替わった。
逃げる途中、同じように競争している男性に助けられたり、犬をたくさん飼っているお家にお世話になったりしながら難関を突破した。
すると陥落した道にさしかかって立ち止まった。
仕方なく道を降りて別の道を行く。別の道は瓦礫の道で歩くのは危険な感じがする。
そしてその道の先には、動物のような人のような、とにかく何か居るけれど危険な感じがする。私と一緒にいる誰かは危険な感じのする何かと戦いながら瓦礫の道を進もうとする。

そんな夢だ。
いつも妙だ、私の夢は……
自分が他人になって自分を見ているのに他人は自分だ。よくわからないのだ。


朝起きてからも、娘は咳き込んでいた。…イライラする。

私は悪い夢にうなされながら目覚めたから調子も悪いし、起きたけれど寝ている感じがした。それでもお着替えをすんなりさせてくれて、朝ご飯もなんとか食べさせられた。これでぐずられたら、なにかを叩いたり怒鳴ることをしていたかもしれない。

今日の登園は自転車だと絶対危険だと思い、歩いて行った。
フラフラしてるから私。園につくと担当の先生と何か話したけれど、あまり覚えていない。脳が働かないので分からない。なのに、家に帰ると洗濯をして洗い物している。
誰だろう?私じゃない。誰? 本当の私は疲れていて何もできない。なのに自分ではない誰かが私を使ってせっせと家事に励んでいる。
誰?ただの離人感だろうか?
お昼はヨーグルトとラスク。お昼の薬飲む。お昼寝。眠くて眠くて2時間近く寝ていた。
珍しい……こんなに寝るとは。薬が効いてるんだな。

慌てて起きると娘のお迎えに行った。
咳と鼻水はすごいけれど娘は超元気。相変わらず園では激しい遊びをしている。追い掛け回す先生。見ててすごい……。私には到底できない。自転車で迎えに行ったが、今回はこけなかったぞ。

家に帰っても娘はハイテンションだった。子供がハイテンションになればなるほど母親の負担は増える。つまりイラッとくるきっかけが満ちあふれるということだ。園で誰かにされているんだろうか?叩かれたり、キックされてしまう。
「ママ痛いよ。困っちゃうよ。悲しくなっちゃうよ」と言った。
それでも娘の攻撃が続いた。なんとか娘の激しいおふざけが終わった。
終わると、二人してお互いの意見を言い合い、ママは痛かったことや悲しくなったことを言った。すると、娘は遊びのつもりだったようなことを言う。たわいのないことだが、二人で納得し「仲直りきゅっきゅっ」をした。こんなとき、すべての怒りがスーッと消えていくのが体感できる。子育てに疲れたらストレスをためこんでイライラが爆発すると子供に暴言吐いたりしてしまう。そういうときの共通事項は子供と距離が開いているということ…ギュッと抱きしめてあげたとき、そのなにもかもが消えていくのだ。ふしぎなことに……。

寝ると言いだした娘。それでも、寝る前に絵本を読めという。
「一回だけね」
「ふたつ読んで」
「じゃあ二つだけね」
そして絵本を読む。

でも、またやり直し。
「また読んで」
「じゃあ後ひとつね」
そして読む。そしてまた繰り返す。
私の体調なぞおかまいなしだ!
私は声を発する事さえ苦労するっていうのに……
私はイライラが超ピーク。
イライラしている私に感づいたのか?娘もイライラし始めた。
あー…親子して二人のイライラが爆発してしまった。
激泣きして追いかけてくる娘から、狭いアパートの中を逃げ回りました。
逃げとかないと、怒鳴ってしまいそうだったから。

子育てが大変なのは今だけだから。子育てにイライラするのはみんな同じ。

みんなそう言う。すると、もう一人の私がそんな決まり文句に言い返す。
「ワタシはソンナのシラナイ。
ワタシはソンナのシラナイ。
イラナイ。
イラナイ。
コドモなんてイラナイ。
アナタも、そうオモウでしょ?
ネ?
アナタもサレテキタでしょ?
ダカラ、ユルサレマスよ。
ダカラ、ヤッテシマオウよ。
アナタがデキナイのならワタシがヤルカラ」

ダメだ…もうひとりの人格が現れるとトラウマがまたよみがえる。別人格とトラウマは子育てにイライラすることの理由になろうとしている。すると自己解決から遠ざかってしまうのだ。娘をまた預けるのか?そんなじゃ、きっとまたそうなるぞ。もう寝よう。

――寝起きがつらい私のうつ…
意欲減退はおろか、立つこともままならない。反応が鈍く重々しい身心が一日のスタートを切るのは容易ではない。

そんな私は「イライラ」によって、シャンとさせられた。イライラというのは娘の態度だ。なんでもかんでも、イヤイヤと駄々をこねるように怒り泣く、娘の態度だ。

朝ごはんを食べない、着替えない、幼稚園に行かない…シュシュはせっかくかわいく結んでいたのに、自分でむしり取ってしまった。でも、もう登園の時間。時計を見ながらカリカリと落ち着かない。子育てはもどかしい‥

「ママだってやらなきゃなんないことがいっぱいあるよ、がんばって幼稚園行ってよ」
と言ってしまった。やることがいっぱいある? うそつけ! 娘を送って帰ってくれば寝てるだけだろ? おまえは精神病を言い訳にして何もしない引きこもり主婦だ! 自分を責めた。

それでも半ば強引に支度をさせて幼稚園に向かう。すると、強引に子供にいうことを聞かせてる母親を快感に思う人格が出現してくる。誰だ? 誰だか知らないがそういう誰かは嫌だ。できれば、怒り泣いている娘に微笑みかけられるようなステキなママを望んでいるのに……

登園…園長先生が話しかけてくれた。
「今朝はまたイヤイヤされたの?」
「そうやってお母さんに甘えて自我が芽生える時期なんだよね」
「でもね、睡眠がちゃんととれてることは良いことなのよ」
「睡眠たくさん取れない子は園でもイライラするのよ」
いろいろと簡単にアドバイスしてくれた。でも、園長先生に言われただけでたまりにたまった育児ストレスがサッと流れてゆくわけじゃない。家に帰るときも子供の態度を思い出してみてはムシャクシャしていた。

けれど、私は寝起きのつらいうつで悩まされている。

園長先生のお話はありがたいが、話が聞けない。
私を心配して話し掛けてくれているんだろうが、それさえ、私にはストレスだった。好意をどこかでゆがめてしまう自分だった。心の病気なんだなぁと思う。

病院にも行った。最近は何かあれば予約日を飛ばして主治医を訪ねている私だ。
――診察。
不安障害の概要を聞いた。一番はPTSDが根底にあって、それから、強迫観念やパニック発作も併発していると初めて聞いた。それで、私は無理をして動く訳だとわかった。

偏頭痛の方は顎関節症からだろうという事で頓服が無くなった。他の薬は前回と同じだった。それで様子を見ようという事になった。

それから「ちゃんと寝てますか?」と言われ、少し考えてしまった。娘を児童相談所に預けていたときは9時間寝ていたところを、今は7時間にしている。その結果、疲れやすく、午前中眠く、乖離してしまうと言われた。はは(^^;;;先生するどい!

でも先生から、以前に比べると調子がも良くなりつつあるから良い傾向だねと、言ってもらえた。うれしい♪ ダメママでもいいと納得できるような自分に、少しは変われた最近だが、それもひとつの進歩だろうね。

それでも、見えてくる光景には脆弱だ。帰宅した旦那が良い親を演じようとしていることを見せつけられてイライラした。

娘のわがままや甘えに対して「あれはダメよ。これはこうよ」辛抱強くつきあっている。この短時間なら、誰だって辛抱強く良い親を演じられるに決まってる。一日中、一緒にいて子育てをしている私とは気持ちの余裕が違うに決まっている。

根本的に条件が違うのに、子育てはこうしてやるんだよと遠回しに言われているようで嫌な気持ちになってしまった。
耳にイヤホンを当てて大音量で音楽を聴き、旦那と娘から距離を保つ私であった。主治医から肯定的なことを言われた代わりに、旦那から子育てに関する否定的な評価を下されたようでショックだった……。

しかしだ…子育てにイライラした経験のない母親なんているものか?

とそう思う…。けれど、私の場合。子育てにイライラする原因は、精神症状とか、心の病気が中心になっているような気もする。精神疾患の母親でも子育てはできる。としても、精神症状は自分の思考を自分の意思とは無関係に混乱させてしまうことがあるから、最悪の場合、医療的に親と子が一緒に居れないと判断されてしまうことはいたしかたないことなんだろう。

ある日、娘はゆっくり目に起きた。朝食を食べながらスプーンを落とすと理由なくイライラする。何度もふりかけを欲しがる娘にイライラは重なる。

身支度をさせて幼稚園に向かう。そう言えば、あたしが家から出るのは自転車で登園する時と買い物と通院ぐらいだろうか?あと、福祉事務所への行き来もあるか……。

あたしは病気なんだから…
もう少し旦那が子育てに協力してくれたらと、自分の病気と性格を理由に旦那を責めるあたしもなんだか情けない。

登園時、ペタペタゆっくり歩くので手を引いているとこけそうになってしまった。その結果、娘は泣きっ面で登園。幼稚園の先生の反応もどうであれ無視。泣いている娘を押しつけるようにして、半分怒ったような態度で幼稚園を後にしてしまった。けれど、そういう自分の愚かさが心に跳ね返ってくるから心は重く沈み込む。

お昼時――、いつもなら昼寝するのだけどイライラして眠れない。イライラするのが子育てなのか?病気なのか?それさえわからない。今朝の自分の態度が気になってこのままだと園から帰ってきた娘にも悪い影響が出そうだ。このモヤモヤを誰かに話さなきゃ…誰かに言いたい。

児童相談所に電話。だけど、担当のHさんは不在だった。17時に戻ってくるのでその頃電話下さいと言われたが、今日も通院で電話できないから後日電話すると返事した。

夕方、病院に着き30分待たされてようやく診察室へ。主治医には心を打ち明けた。頑張っても頑張ってもうまくいかない。自分の気分で子育てに腹を立ててしまう。母親失格だ。
誰もあてにならないと思うし、どうすれば前向きに家事や子育てができるかがわからない。答えがわからない…

話して行くうちに段々と涙が止まらなくなった。嗚咽が激しくなって興奮気味になってしまったからだろうか、主治医から院長につながり、院長先生は児童相談所に電話した。緊急だといって取り次いでもらい、今から面接に行く事になった。

院長は気を遣ってくれて自宅にも一報を入れてくれた。出来事を話すことで感情がどっとあふれ出してしまった私が病状的に不安定になったから医療と福祉の連携が必要だというような内容を旦那に助言したようだ。幸いか偶然か、いつもより早めに帰宅していた旦那は院長からの連絡を受けて、娘を迎えに行ってご飯も食べさせてくれていたので感謝。

18時が過ぎた頃、あたしは抗不安薬のような頓服を飲んで児童相談所に到着した。すると、担当のHさんもちょうど帰所した。面接が始まり、どんどん話がすすむ。面接の要旨は娘を一時的に保護するということだった。これでいいの?

あたしはもっと頑張れないのか?本当にこれでいいの?その気持ちばかりが全身を駆け回るようだった。そしてもうひとつわかることがある。私の場合、子育てのイライラを自分でコントロールできないのだ。
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