子育てに悩む引きこもり主婦のブログ。ダメママでも母親失格でも・・・そして精神病でも子育てはできるのだ。虐待を受けて育った子供は、大人になり親になると同じことを子供にしてしまう?明るいママ友コミュニケーションのそばで子供がキャッキャと遊ぶ風景なんて私たち親子にはない。それでも私は娘を愛してる、もう児童相談所には預けないと誓う。
スポンサーリンク

心の病気を持つ母親の育児には味方が必要


私には解離性同一障害という病名もついているが、どうやら私の場合は過去の時々に置き去りにしてきた自身の人格たちが、日常生活に出現するということが少しずつわかってきた。

彼らは子育てと夫婦関係とママ友コミュニティなどで出現することが多い。ちなみにママ友と言っても、圓の送迎時にそこら辺で立ち話をしているママたちのことを意味するのであって特に友達というわけでもない。寂しい話だが私にはママ友と呼べる人はいないだろう。ただいつも見かける顔ぶれに対して私が勝手に〝ママ友〟と表現しているのだろうね……。

心理士さんには「その人格をたちをどうしたいですか?」と問われたことがある。
私は「救ってやりたい」と答えた。
過去に置き去りにしてきた自分たちを救えるのかどうか?なんてわからない。だけど、ただそう思った。
自分を救いたい?そのためには過去からひとつひとつ洗い出してこなければならないのかも。

昨日は情け容赦も無い雨風が止んでも、今度は交通網がマヒしていた。
出先から拾ったタクシードライバーによく喋りかけるので困った。
愛想のいい私の誰かが相手をしていた。客を乗せるたびに同じような話題を話し掛けているんだろうと思うと、会話が面倒で仕方なかったがタクシードライバーは私のことを精神疾患だとは思わなかっただろうな?

病弱フェイスとは言えない見かけで普通にしていれば「なにもないようだけで本当は心の病気かもしれない?」だなんて、だれがいちいち推し量るというのか?



帰宅後、お昼食べて昼寝。食べて寝て…みたいな引きこもり生活を継続している主婦?そのわりには、体重が40キロを切ってしまったのはやはり病気のせいか?
こんな日に、どうしても娘を連れて外出しなければならない用事があったので傘を差してふたり歩いた。娘は一生懸命、傘を持って歩いていた。なんと、初めての傘の体験である。

帰宅後おやつ。ビデオみせて、私はイヤホンで音楽聴きながらパソコンを開いていた。
夕食の支度と、お風呂の準備も出来た。なんだか主婦業が順調に事が進んでいた。自分と世間の間にある抵抗感が雨風にかき消されたような感覚で、そのおかげで力まない自分でいられた気がする。
それもつかの間、娘は何かを我慢していたのか…私がイヤホンで音楽聴いている横で泣き始めてダダこね。

こころの病気でも子育てをがんばるママたちは、子育てのイライラに精神疾患的な問題が合わさる場合がある。

私の場合、娘のダダコネに正面から向き合いすぎると他人格が出現してしまうことがある。すると、他人格は子供に手を出してしまう。それはきっと、健常者のママがイライラしてつい手を出してしまう場合とは少し様子の違ったものだ。
こころの病気のママが子育てをするには、病気による逸脱行動をいかにしてコントロールするかが重要だし、心理士や主治医からも多くのアドバイスをもらわなければならない。

私は、娘のダダこねが終わるまで待った。
すると自然に娘のダダも収まり、お互いに謝りあいっこをして「仲直りキュッキュッ」をした。これは、ダダと他人格がぶつかり合うことを回避した結果、喧嘩の後の仲直りのように互いに抱擁し合ってムダな言葉を省略して許し合うという私たち親子のいつもの光景だ。こころの病気を持ちながら子育てをがんばってるつもりの私と、たぶん、それ相応のストレスを抱えているはずの娘との間には、病的な危険な瞬間がないわけではない。
仲直りキュッキュッは、はっと我に返ることや他人格をしりぞける効果があるのだ。

でも、それは一瞬の事…
娘をお風呂に入れようとすると、「入る? 入らない?」でもめた。らちがあかない私は「ママ、もう先に入る」と言い捨てて入浴した。そうするとしばらくして「入る」という声が風呂場のドア越しに聞こえる。
でも、迷惑…。
イライラが高まる。なんで言うこと聞いてくれないの? なんで良い子でいてくれないの? なんで……? 途中からから嫌になってきた。イライラ…イライラ…またイライラ。
風呂からあがってもじっとしていてくれない。アトピーの薬をぬらなくちゃならないのにモゾモゾと動く。動くな! 気を付け! 心の中ではキレた言葉が飛び交うがじっと我慢。子育てにイライラしているのか、精神疾患がイライラさせているのか? 
ときおり新聞に載るようなこころの病気を持った母親による悲しい事件を目にする。こんな私が言うのも変だが、日常と事件は紙一重なんだなあと思う。こころの病気にコントロールされてしまうのは容易いが、明るい気持ちでガンバロウと思うママが、こころの病気をコントロールすることは努力が必要だ。
だから、自分ひとりの力でがんばるのは無理だ。さっきも言ったように、心理士や主治医、そして旦那や他の身内など、多くの助けがあった方が良い。
味方は多いほど良いのだ。

こころの病気でも子育てをがんばるぞと言うは易く行うは難しだ。

ただでさえ、ひきこもりがちで外部とのコミュニケーションも貧弱だろうからママ友なんてほとんどいないのが当たり前。子供の人生を狂わせてしまわないためにも、母親と子供の様子を誰かが見守ってくれているような仕組みが重要だし、正直言って、私も誰かにいつも見守っていて欲しいと思っている。それが、旦那だったり心理士だったり児童相談所の担当者だったり、場合によって相手は様々だが私は彼らのおかげで頑張れている。
スポンサーリンク



アクセスの多い投稿